白血病になった時の話

人生で二度白血病にかかりました(現在は寛解しています)。その時の記憶を遡りここに記していきます。

隔離と口内炎地獄

メソトレキセート

当時入院患者の間で最強の抗癌剤と言われていました。(以後メソ)

CCレモンみたいな色をしています。

この抗癌剤、投与量がハンパないです。

オレンジの抗癌剤の何倍も量がある為、その分時間もかかります。

繋がれてる時間が長いだけ気が滅入りますよ(^_^;)

 

隔離

抗癌剤を投与した結果、白血球が1000以下まで下がってしまいました。

免疫力がかなり低下していて感染しやすく、危険な状態です。

この病院では1000以下になると個室に隔離される事になっていました。

白血球が回復するまでは部屋から出られません。

 

また、食事も制限されます。

納豆や生物は感染の恐れがある為食べられません。

 

これまで僕は治療で白血球が下がることはあっても1000を切る事はありませんでした。

これが初めての隔離でした。

 

感染リスクを減らす為、面会は極一部の人のみ。

消毒、マスクは必須です。

 

因みに500以下になると、個室の隔離に加えて透明なカーテンの付いた大きい空気清浄機みたいなのでベットごと覆われます。

個室どころかベットからすら出られません。

僕は最後まで500以下になる事はありませんでしたが、免疫の下がりやすい小さな子はよくなってて可哀相でしたね…。

 

隔離の辛さ

個室はトイレ付きで、全く外に出る必要のない部屋です。

その時の僕の身体には最適の部屋でした。

ですが気持ち的にはそうではありません。

 

入院生活はとても退屈ではありましたが、それでも病院内は自由に動けます。

お腹が空けば売店やレストランや自販機がありますし、気晴らしや運動に夜なら病院内を散歩も出来ます。

その行動範囲が部屋だけに狭められるのは結構辛いものがありました。

 

白血球は1日2日じゃ戻りません。

部屋に来る看護師さん、お医者さん、家族(母親)しか外との接点がありません。

気晴らしや励みになっていた他の患者さんやその家族の方とも会う事はありません。

『いつまでここに閉じ込められていなきゃいけないんだ。』

と思いました。

 

口内炎

メソは口内炎になりやすい抗癌剤です。

抗癌剤治療の副作用で有名なのは吐き気ですが、口内炎も特に辛い副作用のひとつです。

僕も例外ではありませんでした。

 

口内炎になった事がない人は少ないと思います。

触れるだけで痛いものがありますよね?

あれが大量に出来ました。

何かが触れると激痛が走ります。

とても食事できる状態ではありません。

でもお腹は減るんですよね(^_^;)

 

食事と歯ブラシ

その日の食事は鯖の味噌煮でした。

美味しくない病院食の中でも好きなメニューでした。

試しに食べてみたんですが痛くて痛くてどうにもなりませんでした。

そこで僕はどうしたか。

 

鯖をほぐしてご飯にかけて一気に無理矢理かっこんだんですw

めちゃめちゃ痛いですが早く終わらせたい一心で頑張りました。

ただただ痛い。

痛いしか言うことありません。

 

そんな状態なのでまともに歯も磨けないんです。

でも免疫が低い時に口内を汚れたままにするのは非常に良くないです。

そんな時お医者さんが口内をケア出来る粘性の高いうがい薬を出してくれたので試してみたんです。

その粘性が気持ち悪くて頑張って食べたものを吐いてしまいました。

 

白血球が高くなり、免疫が良くならないと口内炎も良くなりません。

この地獄はしばらく続きました。